Zeの気になるモノ

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ゲーム業界5年目。少し変わった視点でゲームの感想、レビューを書いていきます。

この映画にはゲーマーが理想とする世界があった。

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映画「ソードアートオンライン・オーディナルスケール」を見てきました。

なかなか良かったです。

週替わりで特典が変わるみたいなんで、もう1回くらいは見ようかなと思ってます。

今回は珍しく、公開からだいぶ時間も経ったので

ガッツリとネタバレします。

まだ見ていない方は、ブラウザを閉じて、映画館へ。

ARMMOの面白さ

これまでSAOでは、VRMMO(バーチャル世界)を舞台にしてきましたが

今回はARMMO(現実世界)での話です。

そもそもMMOって何だ。何が面白いんだ。という方は

まずはこちらを。

VR、ARでの一番の違いは戦闘。

ARは自分の体を動かす必要がある、つまり身体能力もある程度は重要になってくる。

映画では剣道の練習をしているシーンがあった。それで強くなるのか?

という突っ込みはあるものの、身体を鍛えればゲームへも反映されるというのは面白いし、健康的だよね。

映画であったようなボス戦、大規模戦闘が発生すれば

同じゲームを遊ぶ人たちが、一か所に集まる。

元々ネットワーク越しに、遊んできたMMOがもっと直接的なコミュニケーションを必要とする場面はMMOというゲームの進化を表している。

実現するためには

まず技術的にはオーディナルスケールの再現となると難しいが

それっぽいものは近い未来に作れるはず。

難しいのはデバイスを普及させること。

映画の序盤には重要なシーンがあって、日常的にオーグマーが使われていることがわかるよう描かれている。

例えば、自販機でクーポンがもらえたり、レストランでサービスを受けたり

メールも3D空間上のキーボードを使用して送信していた。

つまりゲームに関係なく、別の理由で使われていくようなものでなければ

ARMMOの実現自体が難しい。

ただでさえ、ポケモンGOのように騒がれる状態で

ゲームありきのデバイスが登場したところで、街中で見えない敵相手に動き回っている人がいれば大問題になり、消え去るだろう。